余すところ2ヶ月と少しで、何と、今年も終わろうとしているのですね。
皆様如何お過ごしでしょうか?
今年もすでにクリスマス花を三箇所から依頼されています。
生徒の皆さんと気持ちを合わせ制作する花は、わくわくして今から楽しみです。
今週のアリス(初めてNさんに生けて頂きました)
我が家の庭に、昨年の日本橋高島屋で開催された草月流展に使った「秋名菊」が、白く可憐な花を付け、咲き始めました。
昨年と違う印象なのは、背は高く、可憐というよりむしろ野にしっかり生きづいた美しいけれど風雪に耐えた強い花というイメージです。
温室でなく、外界という自然の環境が、花をたくましくしたのですね。
皆さんはどちらの印象の花がお好きですか?
私は可憐だけれどどこか凛として、静かに佇むような、目立たなくともふと見れば、温かくて人の心にやさしく語ってくれるような花がスキです。
千駄ヶ谷の生徒さんの作品
最近お稽古をしていると感じることがあります。
テレビで働きマンというドラマがありますが、働く女性達は皆さん本当に忙しく大変なんだな~と。かく言う私も女性ですが、果たしてこんなに若い頃忙しかっただろうかと?(若者が少なくなってきたせいでしょうか?男女雇用均等法のせいでしょうか?)
帰り際、「あー、楽しかったです」とか「落ち着きました」とか「こんな仲間と巡りあえて良かったです」と、晴れ晴れした笑顔で素直に語って下さる生徒さんを見ると嬉しく思います。
第89回草月いけばな展が11月8日~13日まで、日本橋高島屋で開催されます。
今回は49支部と個人が出品し、創流80周年に花を添えます。
私は前期に出品致します。年に一度の草月の大きなイベントを、思いっきり遊べる瞬間として楽しみながら、素敵な作品を創ります。
皆さんも秋の一日を草月いけばな展で植物と過ごされたら如何でしょうか?