いよいよ初冬に入り朝晩寒くなってきましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
ブログのコメントに皆さんからのお便りがないものですから、ちょっぴり寂しい思いでいます。
私は前期草月展が終わり、やっと一息付いたところです。
草月展では、最近は和紙をテーマに作品を発表し続けています。しかし今回は、周りに若くして亡くなったり、病気になった人がいたこともあり、草月展を訪れた人々に、花を見て和んで頂きたいという想いがありました。
構成にシュロの皮を使ったということもありますが、シュロの中には清楚な白い花が見え隠れすることにこだわりました。
昔、恩師が、水を張った黒いドラム缶の真ん中に、輝く蝶一匹の作品を発表され、それを亡き華道家を弔うための作品とおっしゃっていましたが、今回もそれぞれの先生がそれぞれの思いの丈を作品にぶつけて発表され、見応えがありました。
完成した自分の作品の白い可憐な花を見て、誰よりも私が爽やかになり癒されている気がしました。
草月展に使われた拘って探し求めた花々は今、我が家の雰囲気にとてもなじんで、可愛らしい姿で家族の気持ちを穏やかにさせてくれています。
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