• 草玉ブログ

海外花事情(1) 草玉から

ここでは生徒さんや私が住んでいた国々の花事情やお国柄を、独自の見方で記入するコーナーです。
皆さん、積極的に、どんどん記入して下さいね。

国名 :トルコ・イスタンブール(草玉)

四季 : ある

花事情 :
 枝もの -花屋の店先には、ほとんど置いてない。入手には知人の庭から切らせて頂くか、
      または市の許可をもらい、公園の木を切らせて頂くしかありません。
 花 – 日本で見かけるものはほとんどあります。
        春。チューリップがトルコ原産なのは、御存知ですか。
        夏。ひまわり、グラジオラス・・・。
        秋。すすき、菊、ききょう・・、森の池のそばですすきを見つけた時は感激しました!
        冬。ぼけ・・。

冠婚葬祭:
 花   -  (葬儀) 白い花中心
       (冠婚) 配色豊かでどんな服でも良いようです。
 服装 -  (葬儀) 暗い色ならばスタイルにこだわりません。

その他:
 地方に行くとヒマワリ畑、ポピーの群生、
 忘れな草の群生を 見ることができます。 

  

国名 : シンガポール(Yさんと草玉から)

四季 : ない  雨季と乾季のみ

花事情 :
 枝もの - 日本に比べぐっと少ない。桜、松、椿(花はない) 柳など。
 花    - 季節限定のものはほとんどない。花材としてよく使われるものには、
       オーキッド(オンシジューム、シンピジュウムなど)・・・日本語では蘭。
       フリージア、ガーベラ、バラ、ゆり、アイリス、くじゃく 草、アンセリウム などがある。

  -シンガポールの国花は蘭で、ホテルのロビーには至るところ、蘭が素敵にいけられてあった。
   (草玉、2006年8月)

冠婚葬祭:
 花   - 中国系シンガポーリアンはおめでたい席に赤い花を使う。ニューイヤーが目前の頃、
       柳、れんぎょ(黄色はお金が貯まると言われ)花屋にたくさん出回っている。

その他:
 南国ならではの花材で生けられるのは良いが、日本のように四季折々のものが使えないのは残念。
 花材は一年中置いてあるものがほとんど。
 オーストラリアからの輸入花が多い。
 ヨーロッパ、アフリカなど 各国から花が不定期に入る。
 日本国内の花屋で売っているほとんどの観葉植物をシンガポールの街角で見かけることが
 できました。

国名 : イラク・バグダッド(YOさん)

四季 :
 夏   - 砂漠気候 日中40度を超える酷暑
       晴天が3ヶ月以上続く事もある
 冬   - 寒暖の差が激しく、降雨もあるが氷点下まで下がる事もある

花事情 :
 花の種類は日本と比較すると非常に少ない
   ブーゲンビリア、ハイビスカス、ランタナ、
   バラ(一般家庭でよく見かける)
 サダム・フセイン統制下において、生(なま)花を公の場にいけるということはほとんどない。
 冠婚葬祭が主。ショーウィンドウでは造花を見た。
 グラジオラスでは花屋をよく見かけた。

その他:
 イラクの主要豊産物としてナツメヤシがある。
 葉4~5m、羽状、雌雄異株。
 戦争時の非常食、保存食、甘味料として使われる。
 乾燥して褐色になった葉軸は生花の木として使う事もある。

国名 :イギリス・ケンブリッジ(Iさん)

四季 : ある
 春(イースター祭)   季節的行事と花のデコレーションはとても関係は深い。
 冬(クリスマス)

花事情 :
 枝もの –  ほとんど置いてない(一般に、庭の植物を使った)。
 花   - 花屋、市場、スーパーマーケットで入手可能。
       花屋では、鉢物・アレンジを扱っている。
       市場では、比較的安価な季節花を入手できた。
          種類は多いが、枯れやすいと言われていた。チューリップ、水仙が10本150円程度。
       スーパーマーケットでは、3~5種類の花がセットで売られている。

冠婚葬祭:
 服装 -  (葬儀) 暗い色なら何でもよい。
       (結婚式)ほとんどの女性が服装に合わせた帽子をかぶる。

その他:
  「日本の生花は哲学のようだ」と思っている人が多い。
  家庭の庭の花材を使う事にプライドを持つ人が多い。
  イギリスアレンジメントは左右対称。形にあてはめていくスタイルが多い。
   

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