• 草玉ブログ

海外花事情2 フランス

Mさんから、さすが在住者ならではのフランスの花事情が届きましたので、皆さんにご紹介致します。ありがとうございました。
(Uさん、Yさん、Tさんパキスタン、ニューヨーク、オーストトラリア、アルゼンチンの花事情、届く事を期待して首を長くしてお待ちしています。写真は電子メール添付で送って下さい。)

フランスお花事情
毎日前を通っていたお花屋さんの雰囲気を中心に、季節を追ってパリの人々とお花とのおつきあいについて考えてみました。ちなみにパリでは下記以外でも年がら年中、花束を贈りあいます。週末のお呼ばれなどにはたいてい、ワインかチョコレートか花束を持って伺います。

2月14日バレンタインデー
この日を前に、お花屋さんによっては赤い花などで素敵にディスプレイされて、恋人たち用に情熱的な花束を用意しています。日本と違って、贈るのは男性です。夕方、仕事帰りらしき若い男性が急いでお花を選んでいたり、オープンカーをお店の前に止めてお花をバサッと助手席においてさっそうと走り去ったり、帽子にスーツの上品な年配のムッシュウが花束を抱えてお花屋さんを出てくる光景なんていうのも、とても様になっていてかっこいいです。
3月中旬~4月中旬(日にちは年による)パック(英語ではイースター)のお祭り・休暇うさぎやたまご、にわとりのチョコレートがチョコレートやさんに並ぶころ、お花屋さんには紫と黄色の組み合わせを中心とした花束やアレンジが目に付きます。アレンジや寄せ植えには、ちいさなひよこや鳥の巣の形のピックが刺さっていたりして、かわいいです。

5月1日すずらんの日
この日から一週間くらい、親しい人(特に女性)に1~3本ほどがセットになった小さなすずらんの花束を贈ります。この日は誰でも道端などですずらんの花束を売っていい日らしくて、お花屋さん、ジプシーの花売りおばさん以外にもこどもたちや若者が、家で育てたり、どこかで採ってきた?すずらんを花束にして、角々で売っています。我が家でもこどもたちが幼稚園に行くとき途中で買って、担任の先生に持っていったり、お稽古事の先生に持って行ったりしていました。私もお友達のお子さんからプレゼントしてもらったことがあります。とってもかわいらしくて、素敵な習慣だと思います。

5月母の日
小さいこどもとパパで、ママに花束を買っていたり、小学生くらいの男の子が1ユーロ玉を握り締めてバラを一本買いに来ている姿はとてもほほえましいです。(バラの値段はピンきりですが、茎の長いしっかりしたものが一本1ユーロ以内でも買えたりします。)

6月バガテル公園バラの品評会
世界でも最も権威のある国際薔薇の品評会がパリの西・ブーローニュの森にのなかにある広大な植物園、バガテル公園で開催されます。公園に入るとバラのうっとりとする香りで包まれます。この季節はバラ以外にもいっせいに花が咲き乱れ、園内は見事です。お花屋さんにはいろいろな種類のバラの鉢植えが並び、心を迷わせます。私も転勤族なのに、ついふらふらと大きな白バラの鉢を購入してしまいました。いまはパリに残る日本人のお友達の家のベランダで、きれいに咲いてくれているそうです。

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