皆様お元気にお過ごしでしょうか。
先月、高知県を横断する機会がありました。まさに高知は桜日和。どこにいっても満開の桜と笑顔の人々に出会えました。
黒潮に吹かれ暮らす人々、町から離れた山間地に住む人々。皆さん穏やかで私のような旅人に、いえ旅人だからでしょうか。ある人はご自分の生い立ちを、ある人は暮らし方を、ある人は町の人々に私が求めている植物の情報を聞いて回ってくださいました。
どの人も巡りくる自然と共に、たくましく生きていました。
今回は、美しく咲き誇る桜にたくさん出会いました。
このような自然を見ると、なぜ植物をいけるのだろうかと考えることがあります。どんなに見事な作品をいけても、目の前にある自然にかなうはずはないのに。
(緒方)
(小宮)
(関口)
(田中)
(西山)
歴代の家元、そして恩師たちから学んだ言葉があります。「植物が本来持っている姿をより美しく蘇生させる、造形的に生かす、空間的にいかしなさい。いけばなは‘植物を生かす’行為です。」と。
この言葉を胸に、生徒さんたちと一緒に植物に向き合い、楽しみたいと考えています。
最近の生徒さんの作品をまとめて動画を作成しましたので、ご覧下さい。