光り、音(小鳥のさえずり)、香り、、、
春を感じませんか?
今週はどのクラスも花材に桜が入り、レッスンでは花木について講習しています。
桜は日本人の美の象徴と言われますが、日本人なら一つや二つ想い出がきっとあるはずです。
どこかのクラスでそれを話したところ、「たくさん、あります!」と、はにかみながら答えた人がいました。
出会いに、別れ、桜には私もたくさんの想い出があります。
草玉社中では、秋の社中展に向かい、いよいよ動き出しました。
この仲間たちなら、皆で楽しくキラメクことができる、そんな気がします。
植物に力をもらって、素敵な社中展にしたいですね。
先日のフルートの演奏会の写真を載せます。
会場の大きさ、曲の雰囲気から、会場花を雪柳と桜で構成しました。
控え室で制作している時、リハーサルから戻ってきた演奏者のひとりが「心和む花をありがとうございます」と声をかけてくださいました。極度の緊張のためだったのでしょうか。それとも花で癒されたのでしょうか。ふと見ると目にいっぱいの涙を溜めて、しばらく花を眺めていました。そして、また、凛とした元の顔になり、リハーサルに向かわれました。
私の生けた花は、豪華な花ではありません。
しかし、花はその時々、見る人に寄り添い微笑んでくれます。
バレンタインディーの生徒の作品です。