4月19日~30日の間、草玉クラスでは、母の日用のプレゼント花のレッスンをしています。
庭のオオキバカタバミとムラサキハナナ。
(4月7日のブログに書いた私の好きな花の写真を撮りました。丹精込めて育てたわけでも
ないのに、冬が過ぎ春になると必ず庭のあちらこちらに咲いて、微笑んでくれます)
勅使河原宏家元が作られた旧教科書には、感性を磨き、柔軟性を養う目的で、平面分割というカリキュラムがあります。今回の母の日の花の制作では、その平面分割に、フラワーアレンジメントの要素を加えて、生徒の皆さんに制作して頂きました。
十人十色、本当に様々な素敵なプレゼント花が完成しました!
色彩、バランス、リズム感の勉強になったと生徒の皆さんから喜んで頂けました。
(真剣な生徒さんの顔!作品が完成に近づくにつれ、笑顔がこぼれ会話も弾みました)
私は先輩の先生方から自分の感性を磨く為に、常に良い芸術作品(油絵、陶芸、習字、彫刻ect)を観なさいと育てられました。
優れた芸術作品を観て、感じて、吸収して、自分の糧にし、草玉作品として産み出せたらいいなと思っています。
4月23日には、2010年春・家元講習会に参加しました。
近くにいらした先生から、「お名前は」と聞かれたので、草玉と答えると、「随分古くから見覚えのある名前、もっとお歳の方かと思っていました」と言われました。
随分、本当に随分長く、草月流を習い続けてきたな~と、家元の舞台を拝見しながら感慨深いものがありました。
舞台はクライマックス。
濃いピンク色のしだれ桜、幾本ものしなやかに枝垂れる黄色のやまぶき、しゃくなげ、つつじが家元の手で、みごとに活けられて行きました。
舞台を見つめる、全国から集まった草月人の熱い眼差しが、そこにありました。
人、植物、花を活ける=生きる
簡単で明快な言葉が、しだれ桜の花びらと共に舞台の上からそっと私に降りてきました。
今月の小学生の作品から。
草玉
追伸
5月8日、いよいよ恒例の料理教室が行われます。
お楽しみに。